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赤ちゃんもお座りをする様になると、いよいよ離乳食が始まります。
10倍粥から始まって、7倍粥、5倍粥へと移行していくのですが、
切り替えのタイミングがよく分からなかったりしますね。
今回は、7倍粥と5倍粥の作り方と
切り替えのタイミングについてお話しします。
目次
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7倍粥はいつから?
保健センターの資料を見ると、
「10倍粥と7倍粥は、5ヶ月〜6ヶ月の赤ちゃん」と、一括りにされています。
個人差があるので、あまり神経質にとらえる必要もないと思いますが、
最初は10倍粥から与えてみて様子を見るのがいいと思います。
キチンと消化できていて食べてくれる様でしたら、6ヶ月頃を目安に、
7倍粥に移行してもよいのではないかと思います。
ただ、本当にこればかりは個人差があります。
うちの子の場合、母子手帳の6ヶ月のページを見返してみると、
まだ、あまり離乳食は食べてくれなかった様子です。
どちらかというと、次の5倍粥の移行の時の方が、歯の生え方や、
消化に負担はないかなど気をつけてみる必要があります。
なので、7倍粥は10倍粥からのステップアップで、
5倍粥への準備期間と考えると良いと思います。
また、赤ちゃんが嫌がる様だったり、消化に不安があるようでしたら、
10倍粥にもどしてあげたり、ミルクや母乳にもどると良いです。
体重の増えが少なかったり、栄養状態が心配な時は、
助産婦さんや、かかりつけの小児科の指示に従ってください。
5倍粥はいつから?
おおよその目安は、9ヶ月を過ぎたあたりから少しづつ試してみるといいと思います。
7倍粥を問題なく食べられるのが条件です。
初めて5倍粥を与えた時にモグモグと食べてくれるなら、
だんだん増やしていけばいいし、ダメなら7倍粥に戻せばいいです。
個人差があるので焦らず、様子を見つつ進めていきましょう。
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7倍粥の作り方
その名の通り、生米1に対して水7の割合で炊いたお粥の事です。
1、土鍋でコトコト煮る
- 生米1に対して水を7の割合で土鍋に入れます。
- 蓋をして強火にかけます。
- 沸騰したら弱火にして30分くらい炊きます。
- すりつぶしたりして出来上がりです。
土鍋で炊くと甘くて美味しいですね〜、時間のある時に沢山作って製氷皿に入れて冷凍すると便利です。
2、大人のご飯と一緒に炊飯器で炊く
- 生米1に対して水7の割合でココット皿等の耐熱容器に入れます。
- 普通に大人のご飯をセットした上に、ココット皿を置いて蓋をしめます。
- いつものご飯を炊く様にスイッチを押して出来上がりです。
毎回炊きたてのご飯があげられます。
3、炊いてあるご飯を利用する。
- 炊いてあるご飯を利用する時は、ご飯1に対して水は6の割合になります。
- 鍋にご飯と水を入れて弱火で10分炊きます。
- 5〜6分蒸らして出来上がり。
4、電子レンジでご飯を7倍粥に。
- 炊いてあるご飯を利用する時は、ご飯1に対して水は3の割合になります。
- レンジで約1分加熱して、すりつぶして出来上がりです。
急な時はこの方法が便利ですね。
5倍粥の作り方
5倍粥の場合、生米1に対して水5の割合で炊きます。
1、土鍋でコトコト煮る
- 生米1に対して水を5の割合で土鍋に入れます。
- 蓋をして強火にかけます。
- 沸騰したら弱火にして30分くらい炊きます。
- すりつぶしたりして出来上がりです。
2、大人のご飯と一緒に炊飯器で炊く
- 生米1に対して水5の割合でココット皿等の耐熱容器に入れます。
- 普通に大人のご飯をセットした上に、ココット皿を置いて蓋をしめます。
- いつものご飯を炊く様にスイッチを押して出来上がりです。
3、炊いてあるご飯を利用する。
- 炊いてあるご飯を利用する時は、ご飯1に対して水は4の割合になります。
- 鍋にご飯と水を入れて弱火で10分炊きます。
- 5〜6分蒸らして出来上がり。
4、電子レンジでご飯を5倍粥に。
- 炊いてあるご飯を利用する時は、ご飯1に対して水は2の割合になります。
- レンジで約1分加熱して、すりつぶして出来上がりです。
まとめ&ここだけの話
さて、7倍粥&5倍粥については、いかがでしたでしょうか?
さんざん、お粥を紹介してきてなんですが、
実は、私自体あまりお粥だけを作った記憶がありません。
いつも、大人のご飯をすりつぶしてました。
保健センターの講習とかに行った時はちゃんとお粥を作るのですが、
頑張って作っても全然食べてくれなくて・・・
本当に腹が立って息子にスプーン投げつけて、二人で大泣きしたこともあります。
そんな時、ある本で(名前は忘れました)
「一般に六ヶ月になったら離乳食と言われていますが個人差があります。」と、
書かれているのを発見しました。
さらに、「極端な話、食べたがらなければ無理しなくても良い」と書かれていて、
なんだか、とっても安堵した覚えがあります。
自然出産で有名な松ヶ丘助産院の宗祥子先生はこのように言っています。
「赤ちゃんがハイハイをはじめた頃を目安に、
一歳まではミルクや母乳の補助食として考えましょう」
なので、赤ちゃんが食べたがらない場合は、無理をせず
悩まないでいた方がいいかもしれませんね。
成長曲線からはずれていたり、心配だったり、問題がある場合は
かかりつけの小児科や助産婦さんの指示に従ってくださいね。
それでは、楽しい子育てライフを送ってください♪
参考文献
世界一簡単な赤ちゃんごはん:宗祥子著
母子手帳:平成16年度19年度版
お粥の作り方:保健センター資料
シアーズ博士のベイビーブック:シアーズ博士夫妻著