離乳食が始まると、使う食器にも気を使いますね?
お店をのぞいてみると、カラフルでかわいい食器が並んでいて、見ているだけでウキウキしてきます。
ところで離乳食の食器って何がおすすめなのでしょうか?
人によっては、「ぜったい木製!!」という人もいれば、「おしゃれな北欧カラー!!」という人もいますね。
また、「子供がキャラクター物が好き!!」という人もいます。
今回は、離乳食の食器それぞれの、メリットとデメリットや、特性等についてお話をしてみたいと思います。
離乳食の食器選びで大切なポイント
- 壊れにくいこと
- 安全であること
- レンジで使えること
- 食洗機で使えること
離乳食の食器選びでは大切なポイントがいくつかあります。
まず壊れにくいことです。
赤ちゃんは、何でもポイポイ投げます。
何が楽しいのか?拾っても拾っても、ニコニコしながら、ポイポイ投げますね。
しまいには、親が腹が立って「こらっ!!」と怒るハメになるのですが。
ですので、多少乱暴に扱っても壊れない丈夫な物が良いです。
また毎日、口に入れる物を入れる食器です。
食器から、毎日少しずつ科学物質が溶け出して、、、なんて事を想像しただけでも怖いです。
なるべく安全性の確認できる物を選びたいですね。
赤ちゃんの時って、少ししか食べないので、鍋に移して暖めると、蒸発したり焦げたりしますね。
できれば食器はレンジで使えるものがいいですね。
食洗機を使っている家庭も多いと思います。
赤ちゃんの食器だけ、別で洗うのは面倒でしょう。
食洗機対応のお皿だと、家事が楽になりますね。
4つのポイントを満たさなくてもいいですが、私の経験上、離乳食の食器は4つのポイントを押さえられるものをおすすめします。
あとは、面倒でもかまわないというのであれば、選択肢が広がりますね。
陶器、木製、プラ?、材質は何がいい?
離乳食の食器の材質は色々ありますが、陶器と木製とプラスチックと色々見ていきましょう。
陶器は、レンジにもかけられて、食洗機も大丈夫ですね。
もちろん、焼き物ですから、科学物質の溶け出す心配もありません。
ただ1つ陶器のデメリットは割れる事です。
最近は、強化してある陶器なんて言うのも出てますので、そのような陶器を選ぶことをおすすめします。
木製の食器割れる心配は、ほぼありません。(子供が投げたくらいでは割れないでしょう。)
天然の木材で仕上げてあるので、化学物質の心配もありません。
ただ、木製の食器はレンジにはかけられませんし、食洗機も使えません。
また、濡らしたまま放置するとカビの原因にもなります。
染み込むので、食器を洗う洗剤も注意した方が良いです。
プラスチックの食器は丈夫で割れる心配はありません。
食洗機も使えます。
プラスチックの食器のデメリットはレンジが使えません。
熱い物を入れた時に、科学物質が溶け出す心配があります。
熱に強いプラスチックも出ています。
オーガニック素材のプラスチックなど、新素材も出ています。
離乳食用のスプーンの種類
離乳食のスプーンはいろんな素材で作られています。
使い道にあわせて使い分けてみましょう。
シリコンは、離乳食初期にお勧めの材質です。
スプーンの先がやわらかく、口にあったっても赤ちゃんがびっくりしないようやわらかくできています。
ただ、あかちゃんが噛んだりするので、傷むのは早いかもしれません。
プラスチックは、離乳食中期・後期になると、スプーンに興味が出てきて自分で持ちたがり、持ったと思ったら、それをわざと落としたりと、食べさせることも一苦労になるかも知れません。
そんな時、少し丈夫なプラスチックスプーンが便利になります。
離乳食の食材にもよりますが、たまに色移りをすることがありますので、ご注意ください。
最近は木製のかわいいスプーンもありますね。
天然素材で、しかも軽量なので、子供にはぴったりだと思います。
しかし、お手入れが少し手間のかかり、洗浄機にかけると水に接している時間が長くなるため、ほかのスプーンとは寿命が短くなります。
使用後は、早めの手洗いをお勧めします。
ステンレスは、1歳になり、そろそろ自分でスプーンを使いこなせるようになった時、ステンレスのかわいいセットをお祝いとして貰いました。
ステンレスのスプーンは、幼稚園年長さんまで使えたので重宝しました。
まだ、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんには、スプーンの口当たりが「ひやっ」としたり、硬い感覚が苦手という子もいます。
離乳食用のスプーン選び方
離乳食スプーン月齢に合ったものを選ぶことが大切です。
離乳食初期(生後6ヶ月ごろ)は、ママやパパが使いやすいこと、また、赤ちゃんが初めての食事にびっくりしないように口に入りやすいものがいいでしょう。
生後6ヶ月ごろの食事は、ドロドロの食事ですので、なるべくこぼれにくいもの、そして赤ちゃんの口のサイズに合う、少し小さめのスプーンがいいと思います。
離乳食中期(生後8ヶ月ごろ)は、飲み込みも早くなり、また口も大きくなります。
初期の頃より少し大きめのスプーンに変えるときかもしれません。
離乳食後期(生後10ヶ月以降)は、赤ちゃんもスプーンに興味を持ち、自分でスプーンを持ちたがります。
まだ自分ですくって食べるのは難しいですが、ここはママもパパも、赤ちゃんの意欲をサポートできるように徹しましょう。
赤ちゃんが使いやすく、口に持っていきやすい形状のスプーンがおすすめです。
この時期、我が家では、親と赤ちゃんとスプーンは1本ずつ使いながら、離乳食を与えていました。
離乳食食器のおすすめは日本製
化学物質には、一度に大量に摂取したりさらされたりすると危険なものが多くありますが、微量だから安全ということではありません。
微量でも長期に渡って摂取したり、他の化学物質との複合的な栄養などによって、アレルギーや遺伝子の損傷、発ガンなど、人体に対し様々な影響をもつ物質もあります。
化学物質の種類に対して、このような長期に渡る研究を必要とする分析は行なわれておらず、「化学物質」をできるだけ使わないこと、中でも子ども達が直接毎日使う食器にこのような「化学物質」を使わないという姿勢が必要です。
http://gakkyu-news.net/data/9805.pdf
一時期、ニュースにもなった外国製のメラミンの食器から、化学物質がとけだして健康被害のおそれがあるとかって話題になりましたね。
メラミン樹脂は正しくはメラミン・ホルムアルデヒド樹脂といい、メラミンとホルムアルデヒドを重合してできたプラスチックです。
新しいうちは反応しきらなかったホルムアルデヒドが溶け出します。
古くなるとメラミンとの結合がはずれたホルムアルデヒドが溶け出します。
製品によって溶出量にはばらつきがあります。
その点、日本製は安心です。
日本製の食器に関しては、厚生労働省の取り決めで、基準が定められています。
離乳食選びの食器に迷ったら、日本製と決めておけばまずは大丈夫です。
離乳食の食器まとめ
離乳食の食器は、厚生労働省の規定のある日本製が安心です。
材質は、一長一短あるので、シーンや月齢によって使い分けましょう。
食器といえども、毎日、口にするものなので、あなどれません。
私の好みでは、本当なら、陶器の食器を使いたいところですが、赤ちゃんの頃は、とにかく投げる、叩く、落とす、の繰り返しで、陶器は怖いので使えませんでした。
なので、色々シーンによって使い分けていました。
まず、水だけで洗えそうな食材は、木のお皿やプラスチックにしました。
油っぽい食材の時は、陶器のお皿にしました。
陶器にしたときは、落とさない様に注意してみていました。
また、スプーンなどは、金属は舌触りが嫌いみたいだったので、木製にしました。
そして、レンジにかけないといけない様な物は、陶器でチンしてお椀に移してあげる、という感じにしていました。
これといった決まりもないので、ケースバイケースで親が楽するのが良いと思います。
色々試してみてください。