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四方を海に囲まれた日本人は、昔から魚を食べて生きてきました。
日本人には魚は切っても切れないものですよね。
ところで魚って、離乳食にいつから取り入れていいのでしょうか?
今回は、魚の離乳食についてお話ししましょう。
目次
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まずは、離乳食にむいてない魚の種類
まぐろなどの大型の魚は、「水銀が含まれているからNG」と言われた事ありませんか?
私は、妊娠中に近所の魚屋さんで言われました。
初めて聞いた時は「なんで大型の魚だけ?」と疑問でしたが、最近ようやく意味が理解できました。
要するに、大型の魚は海洋汚染の影響が大きいと言う事なんですね。
水銀と食物連鎖
海水→プランクトン→小魚→中型の魚→大型の魚
この様に、大型の魚になればなるほど、水銀の濃縮と蓄積を繰り返していくというわけです。
そんな理由で、厚生労働省は妊婦、幼児について大型の魚は
週一回以内(100g程度)にすることをすすめています。
大型の魚の種類
- 本まぐろ
- インドマグロ
- めばちマグロ
- クロカジキ
- メカジキ
- マカジキ
- サメ
- キンメダイ
- クジラ
- イルカ
- ムツ
サメとかイルカは、あまりスーパーでは見かけないので、心配はないと思います。
が、マグロやカジキ、キンメダイは普通に売っているので注意が必要ですね。
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離乳食初期におすすめの魚の種類
ところで離乳食に魚は、いつから取り入れる事ができるのでしょうか?
実は、初期からあたえる事ができます。
ただし、上で書いた水銀などの理由もありますので、
魚の種類には注意が必要です。
では、離乳食の初期にむいている魚は何でしょう?
それは、小魚の代表「しらす干し」です。
しらす干しは癖もなく、骨の心配もなく、カルシウム、
タンパク質もタップリのおすすめ食材です。
すりつぶすのも簡単ですし、余ったらそのままラップにくるんで冷凍できます。
離乳食の初期の魚は、しらす干しからスタートする事をおすすめします。
ただし、塩分が多いので必ずお湯に浸して塩抜きをしてください。
また、殺菌という意味でも加熱は必要です。
アレルギーに注意
どんな食材でも、アレルギーの心配は全くないとは限りません。
最初は、かかりつけの医療機関がやっている時間帯に、一さじ食べさせてみてください。
それで、数時間様子をみて、口の回りが赤くなっていないか?湿疹が出てないか?など
よく観察して問題がなければレパートリーに加えてみてください。
アレルギーの確認について詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
↓
離乳食のアレルギーの確認と進め方。こんな症状が出たら注意。検査はできる?
離乳食の中期からおすすめの魚の種類
では、次に離乳食の中期以降におすすめの魚の種類ですが、
一般に白身の魚とよばれている魚です。
タラなどが代表格です。
その他に、かれい、鮭、ひらめ、鯛などがあげられます。
鮭は身が赤いですが分類は白身魚です。
くれぐれも、塩分の高い塩タラや塩鮭はあげない様にしてください。
また、骨をとったり、皮取ったりする作業が大変な時は、
お刺身を加熱してすりつぶして離乳食として使うと便利です。
加熱して作った離乳食は、製氷皿などに入れて冷凍できます。
また、パサパサして食べにくい時には、片栗粉を使ってトロミを出して
あんかけにする方法もありますので、色々ためしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
離乳食の魚はいかがでしたでしょうか?
なんでもそうですが、これが好きだからといって、
ばっかり食べ(偏食)は良くないという理由が分かりましたね。
魚も野菜もお肉も色々な物を取り入れる、というのが大切なんですね。
参考:厚生労働省:業界類に含まれる水銀について