赤ちゃんが5ヶ月~6ヶ月になると始まる離乳食は、毎食のメニューや調理方法に悩むお母さんも、多いのではないでしょうか。
私はもともと料理が得意ではなく、毎日の離乳食作りは憂鬱な時間でした。
特に二人目以降は、上の子にも手がかかるので、ゆっくり調べて作る時間なんてなく、ネットスーパーなどの冷凍宅配に助けられながらも、とても苦労したのを覚えています。
そんな時に活躍するのが電子レンジ!
電子レンジを使うと、時間も手間も減らせるんです!!
今回は、電子レンジで作る離乳食用の野菜について、ご紹介しますね。
目次
電子レンジ調理が出来る野菜と、冷凍方法
赤ちゃんは、消化機能や噛む力が出来上がっていないため、1歳頃までは加熱された食材が良いとされています。
赤ちゃんの成長を見ながら、少しずつ種類や大きさを変えてくださいね。
ここでは、離乳食初期から使えるおすすめの野菜をご紹介します。
芋類
じゃが芋・さつま芋・里芋など
芋類のように水分の少ない野菜は、そのままレンジでチンすると水分がなくなり、焦げてしまう事があります。
芋類を電子レンジで調理する時は、
- 濡らしたペーパータオルで包む(皮つきでOK)
- ①をラップで優しく包む
- 600Wの電子レンジで2分チンし、裏返してさらに1分程チンする
- 竹串を刺してチェック!通りが悪い時は、20~30秒程、チンする
- 熱いうちに皮をむき
- 裏ごしして冷凍
※取り出すときは、やけどに注意!!
※芋類は裏ごしせずに冷凍すると、解凍の際に水分が抜けて美味しくなくなります
皮をむき、カットしてチンする時は、食材を耐熱皿に入れ水をふりかけ、ラップをして下さいね。
また、冷凍する時はジップ付きの袋に入れて薄くのばし、切れ目をつけておくと使う時に便利です。
根菜類
人参・大根・かぶ・玉ねぎなど
根菜類は、あらかじめ食べやすい大きさに刻んでおくのがおすすめです。
離乳食の初期は、少し大きめにカットし、加熱後につぶすか、あらかじめすりおろして加熱してくださいね。
- 皮をむき、適当な大きさに切る
- 耐熱容器に入れ、食材が隠れるくらいの水を入れる
- ラップをせずに、600Wで1分程チンする(10gあたり)
- 時期に合わせた形状にし、小分けして冷凍する
※量によって加熱時間は調節してください
かぼちゃ
かぼちゃは硬いので切り分けが大変ですよね。
切り分け前に、少しレンジで加熱すると、切り分けやすくなりますよ。
- 種とわたを取り除き、適当な大きさに切る
- ラップで優しく包む
- 600Wの電子レンジで40秒程チンする(10gあたり)
- 時期に合わせた形状にし、小分けして冷凍する
葉物野菜
キャベツ・白菜・ほうれん草・レタス・チンゲン菜など
葉物野菜は、水洗いした後、水気を残しておくのがポイントです。
- 葉を水で洗う
- ラップで優しく包む
- 電子レンジでチンする
- 時期に合わせた形状に刻み、小分けして冷凍する
(離乳食の初期は、切らずに棒状にして冷凍し、使う分を冷凍のまますりおろすと便利です)
※量によって加熱時間は調節してください
ブロッコリー・カリフラワー
ブロッコリーやカリフラワーは、水洗いした後、水気を残しておくのがポイントです。
- 小房に分け、水洗いする
- ラップで優しく包む
- 600Wの電子レンジで10秒程チンする(小房1房)
- 時期に合わせた形状にし、小分けして冷凍する
ブロッコリーの茎は皮をむき加熱すると食べられます。
ブロッコリーの茎には、つぼみ以上に栄養が豊富です。
捨てないでくださいね!!
トマト
トマトなど、膜に覆われた野菜は必ず切れ込みを入れてチンして下さいね!
- ヘタと反対側に、十字の切れ込みをいれる
- 耐熱容器にのせ、ラップをせずにチンする(600Wで1分程。途中で上下を返す)
- 冷水につけ、皮をむく
- 種を取り除き、時期に合わせた大きさにし、小分けして冷凍する
製氷皿やジッパー付きの袋を活用し、時期に合わせた大きさにして冷凍すると、使うときの手間が省けて便利ですよ。
また、水分や繊維の多い野菜は、必ず加熱してから冷凍してくださいね。
生のまま冷凍すると、美味しくなくなります。
冷凍野菜のレンチン解凍
上記の方法で調理、冷凍した食材を使用する際は、必要分を耐熱皿にのせて、電子レンジで加熱するだけです。
赤ちゃんは免疫力が弱いので、自然解凍はせずに、必ず加熱してくださいね。
基本的には、電子レンジでチンするだけなのですが、ポイントをまとめておきます。
- 冷凍しただしや水などを足して加熱すると、焦げ付き・干からび防止になります
- ふきこぼれ防止のため、ラップをかける際は少し隙間を開けるのがおすすめ
- 少し大きめの容器を使う
もちろん、メニューによってお鍋でコトコト・・・でも大丈夫です!
レンチン&冷凍保存に不向きな野菜
殻や膜に覆われた野菜・水分の多い野菜・芋類は、電子レンジ調理や冷凍保存に不向きとされていますが、
- 切れ込みを入れる
- 水分を足して電子レンジで加熱する
- つぶす・刻むなど、加工してから冷凍する
など、ひと手間加えると電子レンジ調理や冷凍保存が可能になるので、試してみてくださいね。
まとめ
- 食材にあった方法で、水分などを加えて電子レンジでチンする
- 冷凍する時は、使いやすい大きさにし、小分けして冷凍する
- 芋類は、マッシュして冷凍すると、解凍しても美味しい
- 冷凍野菜は、1週間ほどで使い切る
あとがき
おかゆだけの時は、それほど手間にならない離乳食も、食材が増えると大変になりますよね。
電子レンジや冷凍保存をうまく活用すると、お母さんの手間も少し軽減されるのではないでしょうか。
和風だしや野菜スープも、あらかじめ作り冷凍し、食材と一緒に加熱すれば簡単に1食作ることが出来ます。
大人のとりわけが出来るようになるまでもう少し、赤ちゃんの健康のために離乳食作り頑張りましょうね!!