砂糖の種類一覧!体にいい砂糖と害のある砂糖の違いは?

毎日食べている砂糖。

砂糖にはたくさんの種類があるのをご存知でしたか?

たくさんの種類の中で、体にいい砂糖と害のある砂糖があります。

砂糖の種類と身体への影響をまとめましたので参考にしていただければと思います。

砂糖の種類

砂糖の種類にはどんなものがあるのでしょうか?

実は砂糖は全部で12種類あります。

10g中のカロリーも一緒に調べましたので参考にしてみてくださいね。

白砂糖

38kcal

白砂糖は結晶が細かく、日本で最も使われている砂糖です。

炭酸飲料や和菓子に多く使われています。

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黒砂糖

36kcal

黒砂糖はミネラルが豊富に含まれており、カロリーも低いので色々な料理に使うと良いです。

ただし、1歳未満の乳児には、乳児ボツリヌス症の恐れがあるのであげないようにしましょう。

乳児ボツリヌス症とは、乳児の腸管内でボツリヌス菌が増殖してしまう病気です。

乳児ボツリヌス症の主な症状は便秘、全身の筋力低下、脱力状態、哺乳力の低下、泣き声が小さくなるなどです。

黒砂糖は1歳未満の乳児には与えないでください。

てんさい糖

36kcal

てんさい糖は一般に砂糖といえばサトウキビですが、てんさい糖は、てん菜(ビート)が原料です。

てん菜は、別名「砂糖大根」とも言います。

寒い地方の植物である砂糖大根は、体を温める作用があります。

反対に温かい地方で育つサトウキビは体を冷やします。

オリゴ糖を含んでいるのでお腹にやさしいのが特徴です。

カリウム、カルシウム、リンなどもミネラルも含まれているため、いつもの砂糖をてんさい糖に変えるだけで効率よく栄養の補給ができます。

三温糖

39kcal

三温糖(さんおんとう)は日本特有のしっとりとした砂糖です。

コクのある、やさしい独特の風味を持っています。

転化糖や灰分が多く含まれているため、白砂糖やグラニュー糖に比べて濃厚な甘みがあります。

煮物、佃煮などに、コクを加えてワンランクアップ上の料理になります。

中ザラ糖

39kcal

中ザラ糖は製造工程時や仕上げ時にカラメルを吹き付けているので、やや茶色の砂糖です。

粒はグラニュー糖よりも大きいです。

独特のまろやかな甘みがあり、煮物やつけものを更においしくしたい時に使われる砂糖です。

料理に照りがでますので、照り焼きに使っても美味しいです。

すき焼きもおいしいです。

お菓子では、カラメル作りに向いています。

グラニュー糖

39kcal

グラニュー糖は純度が99.8%と高く、溶けやすいのが特徴の砂糖です。

白砂糖とは製法が違うため、サラサラしています。

くせのない味なので、料理よりもコーヒーや紅茶など、飲料によく使われます。

白ザラ糖

39kcal

白ザラ糖は一般的に白ザラメと呼ばれています。

糖度がほぼ100%の高級砂糖です。

大粒の結晶で、くせのない味です。

果実酒作りや、奈良漬けにもおすすめです。

わたがしを作るときに使うのは、こちらの白ザラ糖です。

粉砂糖

39kcal

粉砂糖はグラニュー糖を粉砕した砂糖です。

口どけが良く、洋菓子の仕上げに良く使われます。

アイシングクッキーは、こちらの粉砂糖を使用します。

そのほか、クッキー、マカロン、スノーボール作りにも最適です。

角砂糖

39kcal

角砂糖はラニュー糖に湿り気を与えて、機械でプレスし、乾かした砂糖です。

コーヒーや紅茶のお供の定番ですが、最近は売っているお店が少なくなりつつあります。

一粒が3.7gなので、約小さじ一杯分として計算すると便利です。

※1.砂糖の小さじ一杯は4g。

※2.大さじ一杯は9g。

氷砂糖

39kcal

氷砂糖はてんさい糖を原料にした砂糖液を2週間かけて結晶化させたものです。

溶けるのが遅い事から、果樹酒やシロップ作りなどに使われています。

和三盆

39kcal

和三盆(わさんぼん)は四国東部で伝統的に生産されている砂糖の一種です。

四国在来のサトウキビを原料に、じっくりと作られる最高級品です。

サトウキビ本来の味があり、和菓子作りに使用されるが、コーヒー、紅茶に入れても美味しいです。

結晶が小さいため口当たりが良く、口の中でさっと溶けます。

フロストシュガー

39kcal

フロストシュガーはプレーンヨーグルトに付いてくる砂糖を連想するとよいです。

グラニュー糖を特殊な加工で顆粒状にしたものです。

かたまりになりにくいのと、溶けやすいのが特徴の砂糖です。

溶けやすいので、アイスコーヒーやヨーグルトを始め、冷菓や果物にも向いています。

もちろん生クリームやメレンゲに使っても美味しいです。

きび砂糖

40kcal

きび砂糖はミネラル分が残っているのでコクがあります。

ただし、黒砂糖よりはミネラルが少ないです。

いつもの砂糖と同じ使い方ができ、味はワンランクよくなります。

パウダー状なので、冷たくても溶けやすいのもGOODです。

体にいい砂糖と害のある砂糖の違いは?

体にいいと言われている砂糖は黒砂糖、てんさい糖、砂糖

黒砂糖はゆっくりと精製して作られているため、血糖値の上昇が他の砂糖と比較してゆるやかです。

ミネラルを多く含んでいてて、ビフィズス菌を増やしてくれるのも嬉しい効果です。

料理で使うと、色が濃くなる、焦げやすくなります。

てんさい糖は砂糖大根(てんさい)が原料で唯一体を温める作用があり、オリゴ糖を含んでいるためビフィズス菌を増やしてくれます。

てんさい糖もゆっくりと精製して作られているため、血糖値の上昇がゆるやかです。

きび砂糖もゆっくりと精製して作られているため、血糖値の上昇がゆるやかです。

料理で使うと、色が濃くなる、焦げやすくなります。

体に良くないとされている砂糖は白砂糖など(グラニュー糖)

純度が高い白砂糖など(グラニュー糖)は体に良くありません。

まず純度の高い砂糖は血糖値が急に上がってしまいます。

急な血糖値の上昇下降は体のカルシウムを壊してしまいます。

そして、また欲しくなって食べてしまうという悪循環が起きます。

精製度が高く白い砂糖ほど、吸収が早い分、消耗も早いため、高低血糖をおこしやすくなります。

それがイライラや脱力感の原因になります。

また、血糖値の上昇下降を繰り返すので血管が傷つき、老化します。

また、サトウキビは暖かい地方の植物で、体を冷やす作用がある為、体が冷えてしまいます。

砂糖を消化する際にミネラルが必要ですが、摂りすぎると体内のミネラルがなくなってしまいます。

体が冷えて、また砂糖を欲してカロリーを摂取するので太りやすい体になります。

消耗も早いため、高低血糖を起こしやすく、それがイライラの原因になります。

その影響で、怒りやすくイライラした性格になります。

純度が高い砂糖は子供にも影響があります。

子供にたくさん与え続けると肥満になってしまう危険性があります。

また、カルシウムを壊してしまうので、身長もあまり伸びなくなってしまうかも知れません。

そして、怒りやすくイライラした性格に育つ危険性があります。

代用品で砂糖対策をする

白砂糖が良くないのであれば、白砂糖を減らす工夫をしましょう。

白砂糖ではなく、黒砂糖、てんさい糖、きび砂糖に替えるだけでなく、煮物などは砂糖のかわりにみりんの量を増やすのもいいでしょう。

はちみつを使う。

ケーキなどスイーツを減らして、代わりに果物を食べる。

メープルシロップを使う。

砂糖の代用品を使って甘みを摂取する事を考えると、砂糖対策になります。

ただし、一歳未満の乳児は乳児ボツリヌス症になる可能性があるのではちみつは与えないでください。

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砂糖の種類まとめ

砂糖には12種類とたくさんの種類があり、それぞれ特徴があります。

体にいいとされている砂糖は、

  • 黒砂糖
  • てんさい糖
  • きび砂糖

白砂糖などは体に良くないとされています。

ただし、黒砂糖は乳児ボツリヌス症になる危険があるので1歳未満の乳児には与えないでください。

良くないとされている砂糖を摂りすぎると、

  • イライラ急激な血糖値の上昇
  • 下降カルシウムを壊してしまう
  • 体を冷やしてしまう
  • ミネラル不足になってしまう
  • 太りやすい体になってしまうなどの症状があらわれます

砂糖を減らす工夫や代用として、みりんやはちみつを使う方法がおすすめです。

でも、体に良くない砂糖を完全にとらない訳にはいかないので、料理などには黒砂糖や、てんさい糖、きび砂糖を使うようにして、たまには白砂糖も食べてもいいですよね。

砂糖は摂りすぎに注意すれば大丈夫です。

無理をせず、少しずつ体にいい砂糖を使うようにするのがいいと思います。

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