この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

 

タケノコを食用としていたのは、中国と日本だけということをご存知でしたか?

最近ではタイやベトナム、フランスでも好んで食べられるようになったといいます。

 

でもまだ、私の住むオーストラリアで新鮮なタケノコになかなか出会えません。

いつも缶詰です。

 

でも、あの太くて短いタケノコ以外にも、いくつか食用のタケノコがあることを最近知りました。

もしかしたら、オーストラリアでも見落としてるだけなのかも!ということで調べてみました。

 

スポンサードリンク

孟宗竹:親孝行のタケノコ

孟宗竹(モウソウチク)は、いつも食べている通常のタケノコです。

三国時代、母親のために寒い中、タケノコを掘りにでかけたという「孟宗(もうそう)」という人物にちなんでつけられたそうです。

いい息子をもって母親は幸せですね。

 

関東地方に出回り、太くてやわらかく、また何といっても香り高いのが特徴ですね。

小ぶりでずっしり、皮はつやの良いものを選ぶと良いでしょう。

穂先が緑のものは日に当たったって育っているため、筋が固くえぐみが強いのです。

切り口はみずみずしく、根元にいぼが少なく、赤い斑点のないものを選びましょう。

淡竹:あく抜きしないで食べられる!

淡竹(ハチク)は、孟宗竹と比べてやや細めです。

孟宗竹は4月に収穫ですが、淡竹の旬は5月です。

 

あくが少なくてあっさりした味わいが特徴です。

面倒なあく抜きをしないで食べられる上に、調理も簡単です。

うぶ毛が少なく、少し太いアスパラガスのように伸び育ちます。

赤茶の皮に緑の根がなんだかきれいですね。

スポンサードリンク

大名たけのこ:殿様しか口に出来ない?

九州南部の大名たけのこは、薩摩の殿様しか食べれないと有名でした。

別名「でめたけ」はクセがなく、上品で高級なたけのこです。

 

細身なので短時間の下ゆでで、簡単な処理なのです。

また、旬の短期間しか味わえない希少な旬です。

食感を楽しめるよう皮付きのままホイル焼きがおススメです。

 

根曲がり竹:別名「姫竹」

主に東北や北海道で好んで食べられています。

たけのこが芽を出し始めたころは、雪が多く振っています。

その雪の重みで根元が曲がってしまうほどです。

これが名前の由来でもあります。

 

細身でアクも少ないので、あく抜きしないで、お味噌汁や煮物にしたりと、食べやすいのです。

また、長野や新潟の山間地では、サバの缶詰と一緒にお味噌汁に入れて食べることがあるそうです。

珍しい組み合わせですね。

まだけ:旬は6月ごろと遅め

古くから全国で栽培されているタケノコです。

1日に1メートルも伸びることがある成長力のある竹ですね。

ですから、あくが強く苦味がありますが、新鮮なものは刺身でも食べられます。

 

旬は6月ごろと遅めです。

収穫は、孟宗竹とは違い、深く掘る必要はありません。

血面近くを強く引っ張り、抜けるように取れたら食べ頃です。

逆に、まったく抜けず、硬いものは食べ頃を過ぎているということなのです。

四方竹:春ではなく秋が旬!?

このタケノコは秋から冬にかけて収穫できる珍しいタケノコです。

また産地(主に高知県)で消費されることの多かった四方竹(しほうちく)なので、この名前は初めて聞きました。

理由は、収穫後とすぐアクが出たり、皮をむくと変色したりとなかなか気難しいタケノコなので、出荷が難しかったのです。

 

下処理をした四方竹に、香りはほとんどありませんが、コリッとした食感が特徴的です。

また、ほんのり苦味が楽しめます。

ほかのタケノコとは違う時期に楽しめるというは貴重ですね。

おわりに

結構種類もあり、タケノコ=春という概念がなくなりました。

最近はあまり行ってませんでしたが、今度土曜日の朝市場に出かけてみようと思います。

新鮮なタケノコに出会えるかもしれません。

スポンサードリンク

 

 

こちらの記事と広告も興味あるかも?