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春が旬の食べ物といえば「たけのこ」。
春になるとスーパーにもたくさん並び始めますし、お裾分けでいただくこともありますよね。
皮が付いた新鮮な状態から自分で調理した方が、香りもたち美味しいです。
そんな、たけのこですが、たけのこには、どうしても「あく抜き」の工程が発生します。
あく抜きと言えばぬかが必須です。
ですが、ぬかは常備していないし面倒なんて思っていないですか。
そこで、お米のとぎ汁で出来る、簡単なたけのこのあく抜きをご紹介します。
(あっ。簡単ですがゆで時間はかかります。)
目次
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お米のとぎ汁で出来る、簡単なたけのこのあく抜き
【1.用意するもの】
- 大きなお鍋
- 米のとぎ汁
- 生米
- 赤唐辛子
ポイント
- 大きなお鍋が無い時は、たけのこの皮を全て剥き、たけのこをお鍋に入る大きさに切っても出来ます。
- 米のとぎ汁は出来るだけ最初の濃いものがお勧めです。
- 生米を一緒に入れると、さらにしっかりあくやえぐみを消すことが出来ます。(たけのこ1本につき大さじ1)
- 唐辛子には抗菌効果があります。
また、えぐみを消すことも出来ます。
(たけのこ2~3本に対して、唐辛子1~2本)
【2.下処理】
まずはたけのこの下処理からです。
- たけのこについた土を、たわし等でよく洗い落す
- たけのこの皮を2~3枚はがす
- 火が通りやすくなるように縦に切り込みを入れ、穂先を5cm程斜めに切り落とす(たけのこの実を切らないように、包丁を入れる)
- 根元の硬い部分を切り落とす
【3.ゆで方】
- お鍋に下処理をしたたけのこ、生米、赤唐辛子、たけのこが隠れるくらいたっぷりの米のとぎ汁を入れ、火にかける
- 沸騰したら火を弱め、たけのこが浮いてこないようにお皿等で落とし蓋をし、あくが出なくなるまで1時間以上ゆでる
- ゆで終わったら、ゆで汁に浸けたまま冷ます。(半日くらい)
ポイント
- たけのこはあくがたくさん浮いてくるので、適度にあく取りをしてください。
- 火は弱めの中火で、鍋肌が少しぐつぐつ言う状態にします。
- 長時間ゆでるため、ゆで汁が少なくなったら必ず足し水をしてください。
- ゆで汁に浸けたまま冷ますことで、さらにあくが抜けます。
【1.注意点】
・たけのこは収穫から時間が経つと、えぐみが増しあくも多くなります。
たけのこを手にしたら出来るだけ早くあく抜きをしてください。
もし時間が経ってしまったら、ゆで時間を少し長くします。
・保存する際は、容器にゆで汁ごと入れ冷蔵庫で保存します。
毎日お水を取り換えれば、5日ほどもちます。
・たけのこの皮には実を柔らかくする効果があるため、お鍋に入るのであれば皮がついたままゆでる方がお勧めです。
また皮がついている方がたけのこの旨みが逃げにくいです。
どうですか。
時間はかかりますが意外と簡単ですよね。
自分でゆでるだけで、香りのよい美味しいたけのこを食べることが出来ます。
是非、試してみてください。
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チロシンは食べるのがおすすめ
ちなみに・・・
ゆでたたけのこを切ると、白い粉が付いていることがあります。
この粉はアミノ酸の一種の「チロシン」でやる気アップの源です。
慢性疲労や認知症、うつ病などに効果が期待できるそうです。
洗い流さずそのまま食べてください。
また、やる気アップの源「チロシン」は、糖と一緒に食べることでより多く脳にとりこまれるそうなので、ご飯と一緒に食べるのがお勧めです。
たけのこには、食物繊維・たんぱく質・葉酸等の栄養が含まれていて、便秘や大腸がんの予防などにも効果があります。
美味しいものを食べながら、体にも良いなんて嬉しいですね!!
たけのこの旬は3月中旬~5月頃。
我が家も水煮にばかり頼らず、自分でひと手間で美味しいたけのこを食べようと思います。
その他のたけのこのアク抜き方法はこちら!↓
ぬかなしでたけのこのあく抜きをする3つの方法!一番おいしいのはどの方法?