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離乳食も後期になると、卵料理が使えるようになります。
卵料理って作るの楽だし、栄養あるし、見た目もかわいいので助かりますよね。
それに、卵のないレシピだとレパートリーが少なくなりますしね。
ただ、卵ってアレルギーの心配があると聞きます。
市販のお菓子やビスケットにも卵は入っていますので、
一歳近くになったら食べられるのか、食べられないのかを
調べておくのも良いのかもしれません。
今回は、全卵と卵の白身についてお話ししていきましょう。
目次
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卵白と卵黄の栄養素を比較
卵の黄身と白身の栄養素をまとめてみました。
区分 | エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 糖質 | 灰分 |
卵黄 | 387kcal | 16、5g | 33、5g | 0、1g | 1、7g |
卵白 | 47kcal | 10、5g | ー | 0、4g | 0、7g |
区分 | カルシウム | リン | 鉄分 | 亜鉛 | ナトリウム | カリウム |
卵黄 | 150mg | 570mg | 6mg | 4、2mg | 48mg | 87mg |
卵白 | 6mg | 11mg | 0 | ー | 180mg | 140mg |
区分 | ビタミンA | ビタミンD | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ナイアシン |
卵黄 | 1005mg | 6mg | 0、21mg | 0、52mg | 0 |
卵白 | 0 | 0 | 0 | 0、39mg | 0、1mg |
日本卵業協会ホームページより抜粋
〜表にしてみた感想〜
表にしてみると、卵白の栄養素に「0」という数字が目立ちますね。
これが、「卵の白身には栄養がない」と言われるゆえんなんですね。
ですが、ボディビルダーの選手達は、卵の黄身を食べずに
白身だけを1日に6個ほど食べて、あの筋肉を保っているんだそうです。
卵の白身は確かに栄養素が0のところが多いですが、
タンパク質が多くてエネルギーが少ないという事が特徴です。
また、無機質であるナトリウムとカリウムも卵の黄身よりも白身の方が多くなっていますね。
まさに、卵の白身は高タンパクで低カロリーというヘルシーな食品なのですね。
卵白アレルギーは大丈夫?
さて、高タンパク質低カロリーで、まさにヘルシーな食材の
卵の白身ですが、離乳食にはちょっと注意が必要になります。
なぜなら、卵の白身にはオボムコイドというアレルギーの原因になる物質が含まれているからです。
ですので、卵を離乳食に与える時は、比較的アレルギーになりにくい
卵の黄身から始めましょう。
与え始める時期としては、卵黄の離乳食の場合、中期(7~8ヶ月)から始めるのが目安です。
卵の白身は離乳食の後期(9~11ヶ月)まで待って始めるのが無難です。
繰り返しになりますが、卵は厚生労働省のアレルギー一覧にも
載っている食材ですので、慎重に進めていってください。
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初めて卵白を与える時の注意点
初めて卵白を与える時は、念のため、かかりつけ医のやっている時間帯にしてください。
そのうえで、1日に耳かき一杯程度だけ与えて様子を見てください。
様子を見ても問題がないようでしたら、少しずつレパートリーに加えていくと良いでしょう。
卵の場合はアレルギーが出やすいので、スプーン一杯でも多すぎです。
なので、最初は耳かき一杯程度を守ってくださいね。
また、卵の場合は加熱している方が、アレルギーになりにいです。
サルモネラ菌などの食中毒の心配がありますので、
卵を与える時は必ず加熱して与える様にしてくださいね。
離乳食に楽しいミニチュア目玉焼き?
卵一個をまるごと与えるには量が多い時や、ちょっとだけ
全卵を使いたい時には、うずらの卵が量的にはピッタリですね。
ただし、鶏卵が大丈夫でもうずらの卵はダメな時もありますので、
こちらも、1さじから与えて様子をみてくださいね。
うずらの卵の目玉焼きなんて、かわいくて食欲もアップしそうですね。
かわいいお皿に盛りつけたら赤ちゃんも喜んでくれるかも。
まとめ
- 卵の白身は、高タンパク低カロリーでヘルシーな食材。
- 卵の離乳食は黄身と白身にわけて、黄身は離乳食の中期から白身は離乳食の後期から与えてください。
- 卵はアレルギー一覧に載っている食材なので、慎重に進めましょう。
- ちょとだけ使いたい時は、うずらの卵が便利です。
卵が食べられるようになると、一気にレパートリーの幅が増えますので、楽しく安全に離乳食を進めていってくださいね。