離乳食のライスシリアルは、簡単に作れて赤ちゃんも大好き!

日本での離乳食は、まずは10倍粥といわれています。

しかし、私が住むオーストラリアでは、

  • じゃがいも
  • 人参
  • 果物

または「ライスシリアル」で離乳食を、と言われました。

ライスシリアルは日本ではなかなか手に入らないかもしれません。

ですが、とても便利なので、経験とともにご紹介したいと思います。

赤ちゃんは離乳食を簡単には食べてくれない

わが子は日本人だからまずは10倍粥で、と始めました。

初めての離乳食、ママがんばりました。

泣くわが子を抱っこしながらあやし、日本から用意した10倍粥セットで、まずは粥を作って、裏ごしして、柔らかいスプーンで一口・・・

ママがんばりました。

でも・・・・・・え?食べないの?なんで?

口から「べーっ」とだし、それから口をあけてくれませんでした。

むなしく残った離乳食。。。

という結末。

仕方なく、育児本を読んでいると、唇をちょんちょん、とスプーンで当てると口を開く、と書いてあったので再度挑戦してみました。

すると、おお!口はあけてくれました。

が、また口から「べーっ」。orz

なんか、期待しすぎたのでしょうか。

とってもガッカリして、どっと疲れたのを思い出します。

そんな時、6ヶ月違いで娘を持つ義姉に、「オーガニック・ライスシリアル」を紹介されました。

これなら食べてくれるかも!

そう思って思わず買ってみました。

作り方も簡単なのが嬉しいです。

  1. 食べさせたい量の半分くらいを器に入れる
  2. 母乳または湯冷ましを徐々にいれ、年齢にあった硬さになるまで混ぜる。

以上(笑)。

義姉からのアドバイスで、ライスシリアルは母乳で混ぜると食いつきがいいと聞いていたので、はじめから母乳を混ぜました。

そのせいか、とても食いつきもよかったのです。

吐き出しもしませんでした。

それからというもの、手作りのお粥にも少し母乳を混ぜたりして、混合で使っていました。

離乳食の段階が進むにつれ、だんだんスープ状の離乳食から、固形に変わっていきますよね。

でも、たまに、もう少しドロッとしたものをつくたかったのに、サラサラすぎる・・・という失敗も、ライスシリアルを混ぜれば○○風味のライスに早変わりです!便利ですよね。

そもそも「ライスシリアル」って何?なんでオーストラリアでは推進されてるの?

ライスシリアルとは、米を細かく粉状にしたものです。

母乳や粉ミルク、または湯冷ましを加えてドロドロの状態にします。

水分で溶かすだけで全然手間がかからないのです。

母乳育児の私にとって、液体を持ち歩かない=汚れないという利点はとても助かりました。

また、離乳食を始めるとわかりますが、赤ちゃんには食べむらがあるのです。

せっかく苦労して10倍粥を作り、裏ごしもちゃんとしたのに、全然食べない・・・日常茶飯事です。

もちろん、たくさん作って、製氷機に小分けして冷凍もしていました。

でも、外出時に自然解凍は細菌の繁殖が心配だし、湯せんは面倒だしと少量なのに手間がかかっていました。

そこで、ライスシリアル。

乾燥している粉状に、母乳や湯冷ましを混ぜるだけで、お粥を裏ごししたようなペースト状になります。

手軽ですよね。

オーストラリアでライスシリアルが推奨されている理由としては大きくは2つあります。

ライスシリアルで鉄分補給

通常母乳は6ヶ月以降、鉄分が減ると言われていて「ライスシリアルで鉄分補給」と歌われています。

インスタントなので便利

ライスシリアルは水や母乳と混ぜるだけなので、忙しいママでも手間がかからず便利。

ライスシリアルは本当に必要でしょうか?

ライスシリアルで鉄分補給 → 母乳でも鉄分は豊富

通常母乳は6ヶ月以降、鉄分の「量」は確かに少なくなりますが、「吸収率」は母乳のほうがはるかに高く、半分以上が体内に吸収されてるのです。

赤ちゃんの「鉄不足」を恐れ、母乳をやめることを恐れないでくださいね。

私自身、1歳3ヶ月まで母乳で二人を育てましたが、子供たちが一度も鉄不足と診断されたことはありません。

インスタントで便利 → 手作りが「最高」に決まってる

毎日作っても、食べてくれないという残念感は半端なものではありません。

だけど、インスタントやパッケージに入っている離乳食というのは、手間はかからない分、少々値段がかかるし、毎日の食事用ではありません。

保存料だって入っているわけです。

私たちだって、インスタントを毎日食べたら身体によくありませんよね。

結局、何事にもバランスです。

インスタントでも子供に与えるものはできるだけ身体によい有機のものを選ぶとよりでしょう。

またオーストラリア国内の医者や専門家もライスシリアルだけを与えるのではなく、バランスのよい食事を与えましょう、と推進しています。

そもそも、離乳食の開始の基準は?量の目安、食事の内容は?

通常、赤ちゃんが5~6ヶ月の頃、以下の様子が出てきたら離乳食を始める頃だといわれています。

  • 首が座わってしっかりしてきた
  • ベビーチェアに1人で座ることができる、または支えてあげると座れる
  • 食べ物に興味を示す
  • 昼寝時間や授乳の間隔が短くなってきた
  • よだれの量が増える

まずは、10倍粥をつぶしたものや粥の上澄みを、やわらかいスプーンで1日1回、1口ずつ始めます。

また、新しい食品を与える場合はまずは1口、そして、必ず平日の午前中にしましょう。

なぜなら、万が一アレルギー反応が出た場合、夜や休日よりも対応しやすいのです。

そして、だんだん慣れてきたら、ごっくん期を卒業して、モグモグ期、カミカミ期、そしてパックン期となり、卒業となります。

尚、はちみつは乳児ボルリヌス症予防のため、1歳未満の子供には使用しないでください。

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まとめ:ライスシリアルは・・・

  1. 米を細かく粉状にしたもの
  2. 母乳や湯冷ましを混ぜるだけで、お粥の裏ごしのようになる。
  3. ライスシリアルだけではなく、きちんとバランスよく離乳食を作るのがおすすめ。

☆たまの手抜き離乳食では、有機のライスシリアルを使いましょう。

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