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妊娠中は、食べる物が制限されて大変ですね。
コーヒーやチョコレートなどのカフェインからはじまって、アルコール等のお酒、それからお刺身等の生ものや、脂質制限の油物や甘いもの本当に色々ありますね。
そういえば、生ものといえば生卵もNGでしたね.
ところで、同じ卵のなかでも「温泉卵」は、どうなのでしょう?という疑問がわいてきました。
生ではありませんよね。
ということで、今回は妊婦さんは、温泉卵を食べられるのか?という事についてお話していきたいと思います。
目次
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トキソプラズマの危険は?
ネット検索すると、卵、トキソプラズマと結構出てきます。
ですが、卵の殻に土がついていて、それが原因でトキソプラズマに感染する事はあるかもしれませんが、あまりその感染ルートは考えられません。
トキソプラズマの代表的な3つの感染ルート
トキソプラズマの感染ルートの代表的な物は、
1. 生肉。
生肉を食べたり触ったりすると、感染する可能性があります。
牛、豚、鶏、ラム、馬、等のレアステーキや肉の刺身、生ハム等を食べたり生肉を調理したまな板や、包丁等の調理器具からの感染もあります。
2. 猫のフン。
猫の糞の中にトキソプラズマが感染しているといわれています。
ですので、猫の糞やトイレの処理をする時は、注意が必要です。
3. 土。
土の中にトキソプラズマが、感染している可能性があります。
ガーデニングなどの土いじりや、土のついた野菜を洗わず食べると感染する可能性があるといわれています。
上記の3つが代表的な感染ルートです。
ですので、基本的に生肉を食べたり、触ったり、猫の糞や土に触ったりをしなければ、トキソプラズマの感染は防げると言う事になります。
では、卵は何に注意した良いのでしょうか?
卵は食中毒に注意
卵は、生で食べるとサルモネラ菌という食中毒の心配があります。
妊娠中に食中毒になると、早産や流産の危険性があるといわれています。
また、妊娠中はやむやみに薬を飲む事ができないので、かなり慎重になりますね。
そして、生卵はNGというのは有名ですね。
では、温泉卵などの半熟卵は、どうなのでしょうか?
東邦微生物研究所のホームページによりますと、
中心部まで火を通して、75℃で1分以上、65℃で5分以上加熱するとサルモネラ菌は死滅する。
引用元: 東邦微生物研究所
とされています。
因みに、温泉卵の作り方は、ウィキペディアによりますと、
65~68のお湯に30分つける事。
引用元: ウィキペディア
つまり、温泉卵は65℃の温度で5分以上加熱される訳ですから、大丈夫と言う事になりますね。
賞味期限内であることはもちろんですが、できれば新しい卵である事が望ましいです。
そして、
- 買ってきたらすぐに冷蔵庫に入れる
- 卵は冷蔵庫に入れる前には、殻ごと洗う
- 割れて時間の経った卵は使わない
上記を徹底すれば、なおさら安全ですね。
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まとめ
- トキソプラズマは、卵で感染する心配は、ほとんどない。
- 生卵は、食中毒のサルモネラ菌に注意すること。
- 温泉卵は、サルモネラ菌の死滅する温度で作られるため、ほぼ心配はない。
★温泉卵については、いかがでしたでしょうか?
なるべく新鮮な卵を、家で調理すれば万全ですね。