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小さな子供に生卵をを初めて食べさせるタイミングって難しいですよね?

離乳食で卵を使っても大丈夫だったら食べさせても大丈夫なのでしょうか。

 

でも、生ものだからなんだかコワイ。

 

そこで、私が持っている育児書を読んでみると、

子どもに生卵を与えていいのは3歳頃からと書かれていました。

 

ところが、ネットを検索して出てくる情報の中には、

8~10歳頃までは食べさせない方がいいという意見もあるようです。

 

・・・なぜか情報がバラバラです。

どうしてこんなにバラつきがあるのか気になったので調べてみました。

 

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卵アレルギーが考えられる場合

まず、3歳という年齢はどこから来るのかが気になりました。

 

調べてみると、”卵アレルギー”が関係しているようです。

 

卵アレルギーは、3歳未満の乳幼児に多く見られるそうです。

色んな理由があるとは思いますが、

抵抗力が低くなっている時や下痢をした後は

腸管が未熟な子供は食物アレルギーになりやすいんだそうです。

 

ただ、アレルギーを発症してもその多くは

小学生になる頃までに自然に治ることが多いようです。

 

腸管が未熟な子供と書きましたが、

では成熟するのはいつ頃からなのでしょうか?

 

実はその年齢が、10歳前後なんだそうです。

ということで、腸管が発達してから食べさせるのが

より安全って事のようです。

 

生卵は、殻が危険!

アレルギー以外にも生卵で気をつけなければいけないことがあります。

 

それは、”食中毒”です。

 

卵の食中毒で一番気になるのが、サルモネラ菌です。

サルモネラ菌とは、食中毒を起こす細菌性の腸内細菌の一つで、

感染すると下痢や嘔吐、排便前後の腹痛などがあります。

 

症状が出て、1週間以内に症状は治まるそうですが、

サルモネラ菌で亡くなった方もいるようなので甘くみてはダメ。

 

ただし、この菌は100万個以上ないと発症しないとされていて、

菌が付いていたとしても、卵の殻の部分についているそうです。

 

つまり、卵の中身にはサルモネラ菌がいないのです。

 

そして、日本の卵は食品衛生法の指導で殻を殺菌してから

出荷されているので、ほとんど心配ありません。

 

それでも、いい加減な保存をしていると、

殻のサルモネラ菌が増殖して危険になる場合も考えられます。

 

では、菌を増やさないために気をつけたいこととは?

 

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生卵を安全に食べる方法

  • まず、冷蔵庫で保存して、賞味期限内に食べるようにする。
  • 生で食べるのが不安な場合は十分加熱する。
  • ひび割れた卵は生で食べない。
  • 食べる直前まで冷蔵庫から出さない。

 

他にも、割った卵の中に殻が混ざっていると

単純にサルモネラ菌に触れる危険が増しますので

十分に注意しましょう。

 

それに、殻をガリッと噛んでしまうと

非常に不快ですしね。^^;

 

また、卵を洗ってから使う方もいると思いますが、

洗ってから使うのは、実はやめたほうがいいそうです。

 

殻には、呼吸するための小さな穴があいているのですが、

雑菌が入ってこないように薄い膜が覆っています。

 

卵を水洗いをすると、その膜がなくなって

雑菌が中に入ってしまう危険があります。

 

ですので、卵は洗わない方が良いです。

 

まとめ

このように見てみると、やはりアレルギーや食中毒には

十分気をつけなければいけないことがわかります。

 

ですが、日本には生モノを食べる文化があるので、

10歳まで食べさせないっというのは少し無理があるような気がします。

 

ですので、子どもに卵を食べさせる場合は、子供の体調をよく見て

体調の良い時は生卵のまま、調子が良くないときは加熱して

より安全なものを食べさせるなどの工夫も必要かもしれません。

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