赤ちゃんの絶壁頭は枕が原因?予防法は?オススメのベビー枕もご紹介

赤ちゃんの後頭部が絶壁にならないように願うお母さんは、日本人のほうが多いのでしょうか。

私は、現在オーストラリアで子育てしていますが、こちらでは頭の形は特に話題にならないのです。

日本に帰国すると、なんとか絶壁にならないように工夫されているママさんが多い気がします。

やっぱり、我が子の頭は、きれいなまん丸に育ててあげたいですよね。

今回は、なぜ絶壁になるのか、そして、どう予防するのかを調べてみました。

赤ちゃん用のおすすめ枕(PR)も紹介していますので参考にどうぞ。

赤ちゃん用枕の種類

吐き戻し予防の枕

吐き戻し予防の枕とは、ミルクや授乳の後、吐き出すのを防ぐという役目があります。

赤ちゃんは、ゲップがうまく出ないので、寝ている間にゲップと一緒にミルクを吐き出します。

ただ吐き出すだけなら良いのですが、最悪の場合、のどに詰まって窒息するケースがあります。

娘は、大量に出る母乳を飲んではゲップが上手にできない赤ちゃんでした。

ゲップしたと思えば、飲んだ母乳を全部吐き戻したのではないか、というくらい吐き出していました。

ですから、ゲップをしないで熟睡してしまい、起しても起きない場合は、心配で私は眠れませんでした。

初めての子供で神経質になっていたのかもしれません。

でも、私が見ていない間に吐き戻して、それが喉に詰まって・・・と想像したらキリがありませんでした。

そこで、思い出しました。

義母が買ってくれた吐き戻し予防の枕です。

約5~10度の傾斜で赤ちゃんが吐き戻しても喉に詰まらず、口から流れ出るという赤ちゃん用の枕です。

自分の目でミルクが口から流れ出るのを見るまでは心配でしたが、ちゃんと喉に詰まらずタラ~とかゲポッと出てきたので安心したのを覚えています。

ただ、長期間使用した娘と比べ、息子は母乳を吐き出すことはめったになく、男の子だからか力も強く、寝返りも早かったため、ずれたり、枕が邪魔で寝返りが出来ず愚図る、などなどで短期間しか使えませんでした。

絶壁予防の枕

絶壁予防の枕とは、骨が柔らかい新生児の頭の形を整えるための枕です。

ドーナツ枕などが有名ですね。

娘は問題なく使えましたが、息子はドーナツ枕では全然寝ませんでした。

娘の場合、母乳を片方しか飲まず、しかも吐いても再度飲まないし、もうダイエットかよ!と突っ込みたくなるくらいストイックな子でした。

逆に、息子の場合は、大量の母乳を両乳飲み干し、ゲップも上手でした。

ゲップで母乳が出てきてもそれを飲み込むという食に対して無駄にしない、息子も息子でとてもストイック(笑)な子供でした。

ご想像通り、生後4ヶ月の頃、家族からは「お相撲さん」と言われるほど成長しました。

きっと他の赤ちゃん以上、首に圧迫感があり、全然使えなかったのでしょう。

背骨調節の枕

生まれたばかりの新生児の背骨はアルファベットの「C」のようになっています。

それから、首が据わり、筋肉がついてきたら「S」のようになります。

赤ちゃんが走るようになってきたら、寝るときは背骨が「S」の形を保てるように、枕を使用したほうがいいでしょう。

高さの調整が簡単にできるタオルを折って代用してもいいと思います。

ただし、新生児にこの枕は必要ありません。

まだ背骨は丸いままで、足も丸まっていたほうが安心してスヤスヤ眠れます。

それに、無理に足を伸ばしたりすると将来の背骨に影響がありますので注意してください。

赤ちゃんが絶壁になる理由

もともと新生児の体や骨はとても柔らかくなっています。

産道が狭くても出られるように、自由自在に形を変えて出てきます。

そのため、頭の形が絶壁になると言われています。

特に日本人は、オーストラリア人と比べてお母さんの体も細くて華奢な方が多いはずです。

ですので、産道も余計に細く、余計に頭を小さくして通ってくるのでしょう。

また、いつも同じ方向を向いて寝る新生児をよく見ます。

やわらかい骨の赤ちゃんの頭を動かさなければ、そこだけつぶれてしまいます。

そのため、一方だけ、または後ろが絶壁になってしまいがちです。

赤ちゃんは光のあるほうや、ママがいる方を見ながら寝ることが多いです。

ベビーベッドで寝ている赤ちゃんは、定期的に頭の位置を反対に変えてあげてください。

お布団で添い寝の場合は、「今日は右側、明日は左側」と、毎日添い寝の位置を変更してください。

絶壁予防でうつ伏せは絶対にダメ!

日本で後頭部の絶壁予防として、何人かのお母さんが新生児をうつ伏せにして寝かせていると聞いたことがあります。

新生児のうつぶせ寝。これは、絶対にダメです。

今すぐにやめてください。

新生児はまだ首が座らず、頭をずらしたり、あげたりする筋肉が発達していません。

なので、寝ている間に顔がずれ、布団で窒息死する可能性が高いのです。

また、新生児はまだ視力が発達してないので、‘口に触れたものをミルクや母乳だと勘違いして一生懸命探そうとします。

そのため、間違って布団を吸ってしまうこともあるのです。

オーストラリアの保育園や幼稚園では、うつ伏せで寝かせることは禁止されていますし、産婦人科でも強く避けるように指導されます。

うつ伏せは新生児の時期が過ぎてから(首が座ってから)にしましょう。

具体的なうつ伏せ寝の仕方については別ページで紹介していますのでそちらのページをご覧ください。

関連記事赤ちゃんのうつぶせ寝の練習はいつから?具体的なやり方と注意点は?

絶壁予防におすすめの赤ちゃん用枕

スリーピングピロー(吐き戻し防止枕)

これは、吐き戻し防止の枕ですが、これを赤ちゃんの左右どちらかに傾かせ、頭の向きを固定するという使い方もあります。

今でも右側を下にして寝るのが大好きな我が子たちですが、新生児の頃は、深い睡眠に入ったら頭をゆっくりそっと反対側に向け寝かせていました。

それでも、ふと気がつくとまた右側を向いていることが多いので、スリーピングピローを使っていました。

左向きにさせたかったので、右側を少し傾け(肩に近づけ)、右側を高くした覚えがあります。

こんなに機能のすばらしいものではありませんでしたが、まだ小さい新生児たちの力ではこの角度に抵抗できないのでしょう。

ドーナツ枕

3~4ヶ月後くらいからドーナツ枕を使っていました。

といっても、娘は抵抗なく使ってくれましたが、息子はこの枕が嫌いでした。

娘と違って息子は母乳を吐き出さず、すべて飲むような子でした。

なので、3ヶ月の頃には日本人だけに「スモウレスラー!(力士!)」と言われたこともあるくらいでした。(苦笑)

もしかしたら、首が圧迫されていたのかもしれません。

個人差もあるし、首が圧迫されたり、頭が落ちすぎたりするので気をつけて使用してください。

ただ、これを使用すれば絶壁にはならないからと、寝かしっぱなしはいけません。

使いすぎて頭がドーナツ型にならないよう気をつけてください。

新生児から?起きてる間は筋トレ時間!

オーストラリアでは新生児の頃から筋トレを推参しています。

タミータイム(おなかの時間)といって、必ず大人の監視のもと、授乳やミルクの前にうつ伏せにして背中をさすり頭をあげる練習です。

我が子も産後1週間ほどで、昼寝からおきたら1~2分、筋トレしていました。

新生児だからといって1日中寝ていたら、やわらかい頭の骨は絶壁になりやすいです。

赤ちゃんも3ヶ月を過ぎたら起きている時間も増えます。

なので、産後ダイエットの一環で、私自身が上向きで寝て、膝を胸に持ってきて、足のスネに赤ちゃんをうつ伏せさせ一緒に運動したりしてました。

おかげで、お座りや寝返り、また歩き出すのも人一倍早い子供でした。

赤ちゃんの枕は成長に合わせて変える

赤ちゃん個人個人にもよりますが、成長に合わせて枕の必要性が変化します。

だからまずは様子をみて、タオルで代用するのという方法が効果的かもしれません。

結果的に、初めての子供の娘は、吐き戻し予防の枕も絶壁予防の枕も使用しました。

しかし息子は、ほとんど何の枕も使わず、強いて言えば、汗かきな息子の頭の下にバスタオルを敷いていました。

娘も、枕カバーの代わりにバスタオルを敷き、母乳を吐き出される度、こまめに取り替えていました。

ちなみに、我が家で薄めのバスタオルを使用していたのは、普通のハンドタオルだと赤ちゃんが動いた反動でタオルが動き、万が一、赤ちゃんが口にタオルが詰まってしまうことを恐れたからです。

ベビーベッドのマットレスにバスタオルをしっかり挟み、バスタオルが赤ちゃんの力では動かないようしっかり固定していました。

赤ちゃんの枕まとめ

産後数ヶ月のうちは、赤ちゃんの頭はとても柔らかいので、もし絶壁を見つけたとしても手早く対処すれば、直ることが多いです。

とにかく、同じ向きで寝かせるのは問題なので、上手に赤ちゃんの向きをかえてあげましょう。

赤ちゃんの安全性を第一に、万が一の窒息事故を防ぐよう、成長に合わせて上手に使い分けていけるよう、お母さんとお父さんがよく話し合って買い物が出来たらいいですね。

睡眠は、子供にとっても大人にとっても大切なことの1つです。

環境をベストにして、成長を見届けたいですね。

ちなみに、新生児にあんなに使用していた枕ですが、娘は現在ほとんど使わず、全く使わなかった息子は現在枕なしでは寝れません。

成長してみないと分からないものですね。

Twitterでフォローしよう