令和の家庭訪問のマナーはこれ!玄関先?居間?お茶菓子マナー

年度初めの家庭訪問は本当に緊張しますよね。

また、相手が先生だけに失礼のないようにしたいところです。

家庭訪問のメインは、あくまで子供についての話なのは分かっているのですが、親としてのマナーを守り常識ある人として評価されて家庭訪問を終わらせたいものです。

そこで、ここでは家庭訪問で先生に評価されるマナーを考えてみたいと思います。

玄関先?居間?場所によって家庭訪問のマナーは違います

玄関での家庭訪問のマナー

最近の家庭訪問は玄関先で済ますと言う学校も多くなってきています。

家庭訪問のマナーは、玄関先と居間では違ってきますので、場所を早めに確認しておくことをおすすめします。

玄関先での家庭訪問の場合、学校側から事前に「玄関先で…」とお知らせが来ることが多いです。

玄関での家庭訪問の際お掃除をしておくのは当然なのですが、その時に最低限の下足だけを端におきましょう(できれば足)。

これは、ただ単に先生が来るからと言う理由ではありません。

下足は本来、脱ぐたびに収納するので0足が理想なのですが、先生をお出迎えすることを考えると1足は必要となるわけです。

ですから、本当は玄関に下足が置いていない事がマナーです。(風水的にも◎です)

玄関先での家庭訪問は10分~15分程度玄関先に居るわけですから玄関の環境には注意したいものです。

事前に用意しておきたい物としては、座布団・飲み物・お茶菓子(出したいと思う方)です。

飲み物は本来、日本茶が無難なのですが玄関先での家庭訪問の場合は麦茶がいいでしょう。

温かい日本茶は長い時間置くと見た目も味も悪くなります。

だからと言って、先生が来てからお湯を注ぎに行く事は失礼です。

家庭訪問の時間も短時間ですのでムダにしない方がいいです。

また、玄関先での家庭訪問でも大切な子供についての話をするのですから、立ち話ではなく座布団に座って話をするのもマナーです。

なお事前に用意しておくものは玄関から見えないようにしましょう。

ちなみに玄関先での家庭訪問は学校側の意向でOKなのであって、家庭側から「玄関先で…」と言うのはNGですから注意してください。

居間(リビング)での家庭訪問のマナー

居間のお掃除や整理整頓は玄関先と同じで家庭訪問の前に確認しておきましょう。

そして、事前に用意しておきたい物は、座布団を予め敷いて飲み物等はキッチンでいいでしょう。

居間での家庭訪問の場合は、飲み物が温かい物でもOKなので日本茶を出すのが無難です。

座る位置は先生は入り口から奥・親御さんは手前に座るのがマナーです。

飲み物のマナー:尿意を催す飲み物は避ける

先生は家庭訪問で何件もの家に行き、親御さんと話をします。

そして、学校に戻ってからも仕事があるので分刻みの行動となりトイレ休憩などの暇もありません。

ですので、ウーロン茶など尿意を催す飲み物は避けましょう。

また、好みが分かれやすいコーヒーなども避けたいですね。

そう考えるとやっぱり日本茶がベストです。

そして、そんな忙しい先生ですから座ったと同時にお茶を出すのが一番いいタイミングでしょう。

お茶菓子のマナー:基本的に用意しなくてOK

基本的には、お茶は出してもお茶菓子までは出すことはありません。

前述したように、先生は何件もの家に行かなくてはなりませんし、

家庭訪問は雑談ではなく大切な子供の話をする場なのですからお茶菓子は必要ありません。

それでもお茶菓子を出したい方は一口サイズのお茶菓子、いつまでも口の中に残らないお茶菓子、手を汚さないで食べられるお茶菓子を用意することをおすすめします。

ただし、お茶菓子を出しても先生が食べる確率は結構低いです。

先生が食べなかったお茶菓子は、できるだけそのままにしましょう。

持ち帰りを勧めるのは避けたほうが無難です。

理由としては、次第に持ち帰る事が当たり前になってきてしまうと、親御さんの間でお持ち帰り合戦が始まったりするからです。

そのため、色んな意味で公平さに支障が出てくる可能性があります。

なかには、「学校で皆さんと食べてください」などと言って持ち帰ってもらう事もあるようですが、先生は公務員である事を親御さんは忘れないようにしましょう。

しかし、万が一先生から持ち帰りの申し出があった場合は持ち帰ってもらいましょう。

その際には、カバンの中にいれても散らからないよう、

小さな紙袋などで包装すればバッチリです。

家庭訪問では子供は同席はしない方がよい

家庭訪問の時に、子供が居る事ができる別の部屋がなかったり、どうしても同席しなければならない事情がある場合は仕方がありませんが、基本的に子供の同席は控えた方がいいですね。

家庭訪問では、先生が子供の新たな担任の場合に親御さんに子供の性格や癖などを聞く場合があります。

その時に、子供が同席していると万が一子供の心が傷ついてしまうなどの可能性があります。

また、引き続き担任になった先生の場合には学校での子供の行動について親御さんに報告したい事あるいは聞きたい事もあります。

ですので、子供の同席を避ける事はマナーでもあるわけです。

家庭訪問で先生が見ている4つのチェックポイント

家庭訪問での先生のチェックポイント
  • 親御さんの挨拶
  • 子供の生活環境
  • 勉強環境
  • 親子関係

家庭訪問の日。

ついに先生が家に到着!(もちろん時間通りでしょうね)

その時に、先生は一体何を見ているのでしょうか。

個人的に何度となく経験した家庭訪問の記憶と家庭訪問についてのアンケートを元に先生が何を見ていたか幾つか挙げてみます。

学校で子供たちに「挨拶をしましょう」と教えている先生ですから、大人(親御さん)に対しても結構、挨拶はチェックしています。

先生は親御さんと会話する部屋を一度ぐるりと見渡します。

部屋が片付いているかではなく、子供の居心地の良さなど生活環境をチェックしています。

先生は親御さんとの会話の中で子供が普段勉強をする場所を聞きます。

宿題や自主勉強など勉強が快適に行える環境なのかをチェックしています。

先生は子供専用の部屋の有無を必ず聞きます。

子供が部屋にひきこもっていないか。家族でコミュニケーションがとれているかをチェックしています。

最近では、子供が部屋にひきこもっていないか。家族でコミュニケーションがとれているかが、重要視されているようですね。

先生のチェックを見てみると、勉強はもちろんですが子供を取り巻く家庭での生活環境を知る事が目的の一つになっているようです。

特に、最後にあげたチェックは社会問題ともなっている「ひきこもり」に深く関係がある事から厳しくチェックしています。

そのため、家庭訪問で多くの先生は親御さんに子供との関係について深く聞くことがあります。

先生からは話はよくしていますか?褒めてあげていますか?ぜひ褒めてあげてくださいなどの質問があります。

全体的に家庭訪問では部屋が片づけられているかよりも、どちらからと言えば子供が安らぐ生活環境である事が求められています。

また、勉強が快適にできる環境なのか、子供が困った時は部屋にひきこもるのではなく相談できるような親子関係なのか…。

大切なことなので、普段から気にしていきたいですね。

しかし、あまりにも「チェックされている、チェックされている」と構えるののも考えものです。

せっかくの家庭訪問を最大限活用するためにも、子供を託している学校に対して又は先生に対して聞きたい事をリストにして用意しておくと良いでしょう。

独身の先生と親の先生で家庭訪問のチェックの違いがある?

先生にも(若手・ベテラン)、(独身・既婚(子供有り))と様々です。

やはり家庭訪問でのチェックも少しずつ違うようです。

独身の先生は比較的に歳が若い先生が多いですよね。

独身の先生は、親子関係の話にはあまり深く入ってきません。

本人がよく分かっていないのか、最低限の話で終わる事が多いようです。

その代わり、独身の先生は子供自身の話に深く入ってきます。

子供が小さかった頃の様子や性格またはクセなどを聞かれるかもしれません。

子どもを理解してくれようとしているので、しっかり伝えましょう。

先生だって、子供がいれば私たちと同じひとりの親です。

そのような親の立場を併せ持つ先生は、プライベートでは家庭訪問を受ける側になります。

なので、緊張する親の気持ちをとてもよく分かってくれて、「ウチとは全然違ってキレイにしていますね~。」など、話がしやすくなるように逆に先生が気を遣ってくれたりもします。

先生とはいえ子供を持つ親同士、子育てなどについても話してみるのも良いかも知れません。

家庭訪問のマナーまとめ

ひと昔前の家庭訪問と言えば、先生をリビングや居間へお通しして、数分間の緊張した会話をすると言うのが常識でした。

この家庭訪問の為に、親は掃除に余念がありませんでしたよね。

それを考えると玄関先で家庭訪問を済ます事ができるのは両者にとって気楽と言うのが本音かもしれません。

時間はひと昔前と変わらず今も平均10分~15分です。

家庭訪問のマナーは、場所によってマナーが違ってきます。

また、家庭訪問は子供についての話がメインとなりますので、先生側が親御さんに聞きたい事が聞けないなど、内容が限られてしまう可能性があるので、子供の同席は避ける事が家庭訪問のマナーとなります。

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